株式会社Branches(福岡市博多区祇園)は、福岡市が進めている「外出困難な重度障がい等がある方への就労支援実証事業」への取組みに賛同し、同社が運営する「リトルワールドあゆみ保育園」(福岡市中央区梅光園)で、分身ロボット「OriHime」を活用した実証事業を行いました(2024年10月15日より11月29日までの期間)。
こちらは、外出が困難な重度障がい者など就労や社会参加に制約がある方たちが分身ロボットを遠隔操作することにより、自宅などにいながらにして多様な就労を実現することを目的とするものです。
「あゆみ保育園」での実証では、園の入口に設置された「OriHime」が平日の登園・降園時に園児や父兄たちへ「おはようございます」「さようなら」「行ってらっしゃい」などの挨拶を交わすといったものでした。
1ヶ月半という短い実施期間ながら、園児や保護者の反響は大きく、現場スタッフにとっても新たな気付きと今後の就労のカタチへのヒントを得た、意義のある取組みとなりました。
「保育園 × 分身ロボット」就労支援の新たな可能性
また、3月25日(火)福岡市舞鶴庁舎で福岡市福祉局障がい企画課が主催する「外出困難な重度障がい者の就労支援実証事業報告会」では、実証事業に参画した企業の代表者が事業の報告を行い、株式会社Branchesからは、同社取締役でリトルワールドあゆみ保育園 園長の本松ちなみが登壇しました。
各企業の異なる業種での報告を知るにつけ、今後の就労支援の可能性を実感できるものとなりました。